皆さん、今年は怪談を楽しみましたか?
生憎私は怪談やホラー系のイベントへは参加出来ていないのですが、珍しくとても怖い…というか不思議な夢を見ました。
という訳で今日は私が観た夢についてお話しします。
目次
舞台は学校
今年で24歳になる私ですが、どういう訳か夢の舞台は学校でした。登校中の記憶は無く、突然学校の教室で目覚めるところから始まりました。
そこが小学校だったのか中学校だったのか、はたまた高等学校だったのかは分かりませんが、未だに学生気分が抜けていないのでしょうか。
それはさておき学校の特徴としては、田舎…というか山奥にある学校で、とても寂れている様子でした。
クラスメートらしき人物も十数名ほどいて、彼らも私と同じく気がついたらこの教室にいたとの事。
私以外の人は皆小学生〜中学生くらいの背丈でしたが、私だけは彼らを少し上から見下ろせるくらいの目線でした。
それでも彼らは私をクラスメートとして認識し、接してくれました。
昼間でも空が突然暗くなる世界
今になって思い返してみれば、夢の中の私は「今自分が夢の中にいる」という事を認識していなかったように思います。
しかし暫くその教室で過ごしているうちに、私達がいる世界は昼間でも特定の時間だけ空が真っ暗になる事が分かりました。
暗くなると言っても夜空になる訳ではなく、本当に何も無い真っ黒な空でした。
皆さんは防空壕に入った事がありますか?
深い所まで行って灯りを消すと目が見えなくなってしまったと錯覚するほどに何も見えなくなるのですが、まさにあんな感じの暗さです。
教室の中には電灯がありましたが、山の中で急に暗闇に包まれてしまうのは危険だと思い、学校から出て下山してみようとは思えませんでした。
学校からの脱出を考える
急に暗くなるのは危険だからといって、学校に居ても何もすることはありませんでした。
そこでとりあえず下山してみようと話し合うのですが、山を降りる方法を探すために学校内を調べていると、空が暗くなる現象を止める方法がある事が分かりました。
具体的な方法が何だったかを覚えていないのですが、私やクラスメートの誰かを犠牲にするという内容だったと思います。
最終決定権は私に
さて、学校を出て下山するには誰かを犠牲にして暗闇を払う必要がある訳ですが、皆で話し合った結果、最終的にソレを実行するかどうかは私の判断で決めることになりました。
夢の中とはいえ、自分が夢の中に居るという事を理解していない私にとってはあまりにも重い決断でした。
暫く悩んだ末に私が下した決断は「誰も犠牲にせずに済む方法を考える」というもの。
クラスメートの様子がおかしくなる
暗闇が訪れる現象を止めずに山を下れればという思いの元決断を下した迄は良かったのですが、その後教室の雰囲気が一変。
誰一人としてこの判断を責めるような事は無かったのですが、全員揃って目からハイライトというか生気が消えたような、とても冷たい雰囲気が漂っていたのです。
しかし顔は安心したように笑っていて、「目が笑っていない」とはこういう事を言うのだなと思いました。
一言でいうと絶望感、皆揃って何かを諦めてしまったような、そんな雰囲気が感じ取れました。
そして夢から覚める
クラスメート達の不気味な様子に唖然としていた私ですが、ここでようやく夢から覚めました。
冷房の効いた部屋で寝ていたからか、冷や汗等は特にありませんでしたが、目が覚めた瞬間とてつもない寒気を感じました。
生憎時計は見なかったのですがまだ外が暗く、もう少し寝ておこうと思った私はもう一度目を閉じて眠りにつきました。
繰り返される夢
眠りについた後で私は、もう一度同じ夢を見ました。
今度は夢の中に居るという事が分かっていたのですが、夢はほぼ全く同じ内容だったようで、最後の決断を変えたらどんな結末を見られるのだろうと期待しながら待ちました。
そして訪れる、暗闇を払うか否かを決める時。
最後は無意識に同じ結末へ
今度は誰かを犠牲にしてでも別の道を選ぼうとしてみたのですが、この決断の時だけ自分が自分の言うことを聞かず、最初と同じ結末を迎えてしまいました。
つまりまた同じ不気味な様子のクラスメートを見ながら夢が終わり、寒気を感じながら目が覚めるのです。
こんな事を3回繰り返すうちに朝になり、普段独り言なんて滅多に言わない私も思わず「嫌な夢だな」と口走っていました。
結局あの夢は何だったのだろう
いや読者に聞いても仕方のないことなのは分かるのですが、結局あの夢は何だったのでしょう。
私は幼い頃に母を亡くしているのですが、お盆も近くなりいたずらでもされたのでしょうか。
何にせよいい感じに涼めて、数年ぶりに学生気分も味わえた上に夏という季節を楽しむスパイスにもなったので今となっては良い思い出と言っても良いのでしょうか。
けど次また同じ夢を見ることがあるなら、今度こそもう一つの結末を見てみたいな。
まとめ
以上、私が見た不気味な夢のお話でした。
この夢を見たあとで身内に不幸があったりはしませんでしたが、朝から救急車がサイレンを鳴らしていたり帰りに黒猫を見かけたりと、なにかと縁起の良くないことがありちょっぴり怖い1日を過ごしました。
普段から幽霊等は信じない事にしていますが、こういうイベントは怖いと思う反面、ちょっとしたスリルを感じられて良いですね。
という訳で本記事はここまで、ご覧頂きありがとうございました!