皆さん創作してますか?
私も毎日実況プレイというゲームの二次創作、そしてCeVIO実況であるためCeVIOの二次創作でもある「W二次創作」を楽しんでおります。
世の中には「一次創作どころか二次創作すら出来ない」俗にいう「無産」である事を嘆いている人がいるようですが、今日は私が「別に無産でも良くない?」…と思う理由をお話しします。
目次
無産とは
マイフェイバリットディクショナリーであるニコニコ大百科によると、無産には2つの意味があるようです。
1つ目は労働力以外に売るものを何も持たない人の事、いわゆる働くしか能がないと言われる人ですね。
2つ目は創作界隈において何も創作をせず消費するだけの事。
昨今では創作で食べてる人もいるので、どっちも一纏めにしちゃっていいのでは?と思うのですがまぁそんな主観は置いといて、本記事は無産者層に共通する「創作が出来なくてコンプレックスを感じている人」へ向けた内容となります。
無産は煽り文句として使われる事が多い
ざらめちゃん
そもそも創作は義務ではないのですが、得てして無産という言葉は無産者層へ対する煽り文句として使われます。
創作をしているから偉いって訳でもないのに、どうして何も作っていないからって煽られなければならないのでしょうか。
ましてや創作者にとって無産者層はお客様である場合が殆どなのに、態々煽る必要ってあるんでしょうか?
なぜ無産と煽られるのか
ざらめちゃん
創作に限らず需要と供給において、供給される側は母数の多さ故に質の悪い人が含まれる可能性が非常に高いです。
需要側が物を売って生計を立てる企業、ないし巨大な組織であればそういった供給側にいる問題児もクレーマーや要注意人物として受け止めたり、度が過ぎれば責任者によって丁重にお断りする事も出来ます。
しかしネットで活動する創作者は小規模団体だったり個人であるケースが多く、クレーマーにいちゃもんを付けられてもエスカレーションする事も、担当部署へ回すことも出来ません。
そんな逆風に悩みつつも作品を見てもらう為に我慢している創作者はいくらだっています。けど創作者も人間ですし、創作は義務でも何でもありませんから我慢出来なくなった人がこういう訳です…「無産のくせに生意気だ」って。
お陰で無害な人にも火の粉が降りかかる
無産ざらめちゃんA
創作ざらめちゃん
無産ざらめちゃんB
無産ざらめちゃんC
アンチが付くほどの創作者は有名で影響力を持っている事が多く、悪質な人とは比べ物にならないほどたくさんの善良で無害な人からも注目されています。
そんな影響力のある人がたとえ一部のクレーマーに反発しただけとはいえ、「無産なのに生意気だ」「私は創作者だ、お前らより偉いんだぞ」なんて発言したらどうなるでしょうか。
「無産 コンプレックス」みたいなワードで検索してこの記事に辿り着いた人は、きっと善良で無害な消費者であったのにも関わらず、有名なクリエイターの発言やまとめサイトなんかで飛び火を受けた被害者なんじゃないでしょうか?
だって何も作らないのに他人の作品に平然とケチをつけるような厚顔無恥な人間が、無産である事にコンプレックスを持つはずありませんもの。
無産が悪ではない理由
ざらめちゃん
ここまで読んだだけでも無産=悪ではない事がお分かり頂けたでしょうか?お分かり頂けたのなら思う存分消費者として創作に貢献しましょう。
それでもまだ分かって頂けない方のためにもう少しだけ「無産が悪ではない理由」をお話しします。
創作者には消費者が必要である
無名ざらめちゃん
創作物は消費される事でその価値を増していきます。そして自分の生み出したものに価値があると分かれば創作者は嬉しいですし、その喜びが更なる創作に繋がります。
つまり消費する人がいるからこそ創作物が生まれるわけで、消費者がいるからこそ創作者は活動できるのです。
逆に消費者が一人残らず去ってしまったり、消費者に恵まれなかった創作者の行く末は…想像に難くないでしょう。
今後、無産者はどんどん貴重な存在になっていく
クリエイター向けのパソコンは、数年前とは比べ物にならないくらい安価で手に入る時代になりました。
そして創作者の活動の場も動画や音楽ならYouTube、簡単な動画ならTikTok、写真ならInstagram、イラストならpixiv…その他様々なプラットフォームが存在しており、趣味で活動するクリエイターも多種多様化しています。
こうして創作活動がどんどん一般化されている中、無産であり消費者であり続ける事を選ぶ人というのは段々と尊く、価値のある存在になっていくものと思われます。
世界中の人が全員創作者になったらどうなるか
ざらめちゃん
極端な話ですが、世界中の人が全員何かしらの創作をするようになったらどうなるでしょう。
そりゃあ一部では作品を褒め合ったり高め合ったりする動きもあるでしょうけど、まず生配信なんかには全然人が来なくなるでしょうし、消費されなかった無価値な創作物が山のように増えて積み重なっていくのは必至でしょう。
実はもう既にそういう動きは出始めていて、例えば私も作っている実況プレイ動画。特別な技能も必要なく誰でも気軽に出来る二次創作であるがゆえに数ばかり増えてしまっていて、折角時間をかけて作っても100再生すら行かない動画が腐る程あります。
そういった無価値な創作物に価値を付ける事が出来るのが消費者、つまり無産者層の方々なのです。
無産でも忘れないで欲しい事
ざらめちゃん
創作者も人間であること
創作者も人間なので、褒められたら嬉しいですし罵倒されたら傷つきます。
創作物を世に発信するうえで良い所も悪い所も批判されるのはある程度覚悟していますが、あんまりキツイ言い方をされると反発したり落ち込んだり、酷いと精神が病んじゃったり自殺しちゃったりします。
しかも創作者と消費者の関係性は殆どの場合、1対多数になります。1対1で殴りあうならケンカで済みますが、大人数に殴られたらタダの人間である創作者はひとたまりもありません。
アイツが気に入らないからどうにかしてぶん殴りたい!と思ってもどうか抑えて、ネットの世界とはいえリンチするような事にはならないようにしましょう。
創作物は創作者が主体となって作る物であること
フェミニストのざらめちゃん
「こういう絵を描いて欲しい!」「こんな曲が聴きたい!」「もっとこうして欲しい!」良い物を作る人に対して、言いたいことっていっぱいありますよね。
けど何を作るかは作者の自由であり、作ってくれないからって喚き散らすのは善良な消費者ではありません。
それこそ「無産は黙ってろ」と言われかねないので、作者がリクエストや意見を募集している訳でもない限り、アレコレ求めすぎるのは辞めましょう。
創作者に覚えておいて欲しい事
無産者も人間であること
ざらめちゃん
創作者がこの記事を見に来るってなんだか想像しにくいんですけど一応書いておくと、無産者もあなたと同じ人間です。
キツイ言葉を掛けられたからって反撃してしまうと更なる反発を生む可能性だってありますし、自分の作品に泥を塗る事にもなりかねません。
せっかく創作という表現方法があるんですから、ちょっと気に食わない事があったからって同じテキストで返すのではなく悔しさをバネにしてより良い作品を作って、マナーの悪い消費者を黙らせればいいのです。
無産者は貴重になっていくこと
上の方にも書きましたが創作活動はどんどん一般化されており、無産を貫く人は段々と貴重な存在になっていきます。
もっと言えばあなたの作るコンテンツが全く消費されなくなってしまったら、あなた自身が他の創作者や無産者層の足元にも及ばない無価値な人間になってしまいます。
消費してくれる人が居るからこそ活動できることを肝に銘じましょう。
まとめ
以上、無産だからってコンプレックス拗らせるな~自信持てよ~ってお話でした。
厳密に言うと創作をしていても一応コンテンツの消費は出来ますが、それでもコンテンツを沢山消費してくれるのはどちらかと言うと無産者層なので、やっぱり無産者って私達にとっては大事な存在ですよね。
まぁ何はともあれ創作に限らず、互いに思いやりを持ってインターネットを楽しみましょう。
というわけで本記事はここまで、ご覧いただきありがとうございました!
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