コロナ禍でもイベント強行?ボイスコネクトへの参加を考え直して欲しいという話

皆さん自粛してますか?

コロナ騒動で様々なイベントが中止・延期となっていますが、そんな中開催を決行する同人即売会があります。

今日はそんな同人イベント「ボイスコネクト」に対する思いをお話します。

ボイスコネクトとは

ボイスコネクトは合成音声ソフトであるVOICEROID、CeVIO、gynoid等のイメージキャラクターを題材とした同人作品の即売会です。

開催決定が告知されたのは2019年9月で、2020年8月1日に東京流通センター第二展示場にて開催予定です。

沢山の同人サークルが参加する他、AH-Softwareやテクノスピーチ等の企業も参加する大きなイベントとなっております。

コロナ対策も実施

公式も参加する大規模な同人即売会ではありますが、入場券を完全事前購入制にして入場制限をかけることで新型コロナウイルス感染への対策を行う事になったようです。

既に参加表明を出しているサークルに対しても7月3日迄ではありますが、新型コロナウイルスの影響で参加辞退された際の返金対応も行っていました。

また、一般参加者に対してもマスク着用や消毒など、感染予防をしっかりと行うよう呼び掛けています。

ボイスコネクトに対する個人的見解

ここまでご紹介した限りでは感染症にもしっかりと対策したイベントのように思えます。

しかしそこまでしてイベントを決行する必要はあるのでしょうか?ここからは私の個人的な見解をお話します。

一人でも”この時期に即売会を強行する事”の間違いに気づいてくれますように。

既に参加を辞退した方々へ

まずは下記のような、早々に参加を辞退された方へ敬意を表します。

同人活動をする上で、同人即売会はかなり大きなウェイトを占めるイベントだと思います。

参加を辞退するという事を動画投稿者に当てはめるなら「イベントの為に何か月も動画を編集して、力作が完成したけど投稿しない」決断をしたような物です。(ちょっと違うかな?)

ともあれ現地での交流はモチベーションアップにも繋がり、人によってはその後も活動していくための資金調達も兼ねています。

そんな重要なイベントを自衛のため、ひいてはコロナ問題終息の為に自粛するなんて簡単に出来る事では無いと思いますし、結論を出すまで沢山悩んだのではないでしょうか。

どうかこの英断が報われてコロナ終息後、またオフラインのイベントでも元気に活躍できることを心から願っております。

コロナ禍でもイベントを決行する意義について問いたい

さて、ここからはそれでもイベントを決行する方々へ物申します。

世界中の経済や人命に莫大な被害をもたらした新型コロナウイルスが流行する中で敢えてボイスコネクトを決行する理由について、運営側の主張は以下のようになっています。

新型コロナ流行がいまだ終息の見通しが立たない中、様々な同人イベントが中止・延期となっています。現状冬コミも第二波が懸念される等、開催自体が不透明な状況です。

私たちは、このままだと同人文化自体が無くなってしまうのではと本気で危惧しています。

そこで、出来る限りの配慮・対策を行ったうえで、ボイスコネクトは予定通り8月1日(土)に開催いたします。

「同人文化自体が無くなってしまうのではと本気で危惧しています」…?流石に主語が大きすぎます。たかが音声合成ソフトのイメージキャラクターを題材とした同人即売会が1つや2つ中止になったところで、明治時代から現代まで続く同人文化はそう簡単には無くなりません。

恐らく開催決定して応募者が多かった事や金銭的な理由で、引くに引けなくなったから取って付けた理由ではないでしょうか。

本当に同人文化の存続を願っているのであれば、今後新型コロナ相当の問題が発生した際にも無理なく同人活動を続けられる仕組みを今一度考えるべきです。

何故同人即売会に拘るんですか?

インターネット上にも同人作品を公開する場所は山ほどあるのに、何故古典的な即売会に拘るのでしょうか。

歴史ある同人即売会「コミックマーケット」が中止された理由を思い出してください。

参考 コミックマーケット98の開催中止についてコミックマーケット98の開催中止について

同人作家と消費者が交流できる即売会は確かに同人活動の場として魅力的ですし、平時ならドンドン開催すればいいと思いますが、少なくとも不要不急の外出自粛が求められる今やるべき事ではありませんよね?

参加者が来て、帰るまでの事まで考えてますか?

会場内でコロナ対策が出来ているからといって、自宅から会場までの往復中に感染のリスクが無いわけではありません。

感染者が増えている東京都内まで地方の人がやってきて、全員が会場へコロナウイルスを持ちこまず、尚且つ家に持ち帰らないようにイベントを完遂することは出来ますか?

どう考えても不可能です。そもそもこんな情勢なのに人が集まるようなところへ行くような人達に期待出来るような事じゃありません。

実際に開催を中止したイベントとは何が違うんですか?

同じようなコンセプトでEach of Voice.という同人即売会が2020年10月18日に開催予定でしたが、こちらはコロナ感染拡大を懸念して中止になりました。

こんな事を言うと少し贔屓っぽいですが、Each of Voice.の方は第4回目という事で事前準備や計画等がしっかり練られていたように見えます。

しかも10月開催でまだ3か月も余裕があるのに中止となってしまったわけですが、このイベントでさえ中止を決定したのにボイスコネクトを強行する意義って何があるのでしょうか?

万が一成功しても良い事無いって分かってますか?

死人に口なしという諺もあるので感染者0で終わった事なんて証明しようがありませんが、仮にボイスコネクトが感染拡大0で完遂できたとして「あのイベントが何ともなかったんだから俺たちも…」と便乗するイベンターが出てきたらどうするつもりなんでしょうか。

まさか自分たちは身勝手にイベントを開催しておいて、「規模が違うから」とか「あの時は緊急事態宣言出てなかったから」とか理由を付けて否定したりしませんよね?同じ穴の貉ですよ?

成功しても失敗しても、どう転んだって百害あって一利無しなんです。

代替案について

私もイベントの中止で同人文化の活気が無くなる事は本意ではありません。というわけで代替案を提示します。

不要不急の外出を控える必要がある今こそ、4年前に私のメンタルを粉々にした動画投稿キャンペーンをやってみるのはどうでしょうか?

オフラインのイベントがやりづらい今こそ他のジャンルには出来ない、合成音声ソフトの強みを活かした同人活動を推していくべきです。

私は動画投稿キャンペーンなんてもう懲り懲りなので参加しませんが…

公式への提案

元はと言えばAHSやテクノスピーチ、gynoid等各ソフトウェアの公式までもが参加表明してるのを見て呆れ果てたのがきっかけで本記事を書くに至ったわけです。

しかし公式が同人作品界隈を賑わせてくれるのは個人的にも大賛成なので、こんな時期に同人イベントへ協力するなら即売会に便乗するんじゃなくて、上述した動画投稿キャンペーンなどを実施してみては如何ですか?

動画投稿キャンペーンの実績や利点について

過去にVOICEROIDとコラボした「はがねオーケストラ」というゲームでは、オモシロ動画募集キャンペーンというイベントを実施していました。

内容は動画を使ったゲームの宣伝が目的となっており、入賞者にはVOICEROID10本セットなど豪華な商品が用意されていました。

このキャンペーンがきっかけで動画投稿を始めた人が居るくらいには影響力のあったイベントなので、こういったイベントを各ソフトの紹介だったり動画や音楽、イラスト等の作り方なんかを題材にして開催したらもっと同人創作が盛り上がると思うんです。

オフラインのイベントに人を呼び込んで無関係の人まで感染拡大の脅威に晒すより、家で簡単に出来る創作活動でもっと創作者を増やせば各ソフトのユーザーも増えるでしょうし、有意義だと思いませんか?

私は嫌な思い出があるので参加しませんけど。

家でも出来る事はたくさんあります

話がだいぶ逸れた気がしますが、とにかく即売会なんか行かなくても家で出来る事はたくさんあります。

動画に限らず何か作ってみるも良し、まだ見ぬ名作を発掘しに行ってみるも良し。私だってまだ観たことのない作品がたくさんあります。

VOICEROIDやCeVIO、gynoidのキャラクターが好きなら楽しめるコンテンツはネット上に山ほどあるのに、一時の楽しみや目先の利益に囚われて命を危険に晒す必要なんてないじゃないですか。考え直しましょうよ!ねっ!

最後に

ここまで色々書きましたが、多分イベントに行くと決めた人はこんな弱小ブログの稚拙な文章を読んだところで意見は変わらないだろうと諦めています。特に頭の悪い理由でイベントを強行しようとしている運営には何を言っても無駄でしょう。

そもそもこんな情勢なのに同人即売会を開催しているのは何もボイロクラスタだけではありませんが、流石に興味のないジャンル迄アレコレ調べて小言を言う時間は持ち合わせておりませんので悪しからず。

ただ、もうちょっと音声合成ソフトの強みを活かした賢いイベントを考えてほしいな。

ともかく早くコロナ騒動が終息しますように。そして私の好きなキャラクター達が原因でコロナ問題を悪化させるような事がありませんように。

おしまい。